去年のEmacsハック + アルファ
Emacsの本体でsh-modeでzshがデフォルトで有効にする修正を12/20日にコミットして、去年の暮れにマージされました。 暮れの暮れギリギリで今年のアドベントに入れていいのかわからなかったのですが、一応記載しておきます。
なお、
copyright assignmentを忘れていました。これは見落としていました。Emacsなどのフリーソフトウェア財団のソフトウェアに貢献する際は、著作権の譲渡の手続きを行わないといけません。
PDFに日付と署名を書け、と言われたのですが、署名の仕方が分からず、最終的にiPhone手書きで署名を入れて やっと通った記憶があります。
こんな流れをメールでやりとりしてました。メールベースだとちょっと忘れてしまいそうです。
今年のEmacsハック
本題。今年のEmacsハックを雑に振り返ります。Google翻訳が出来るEmacs Lispです。
オリジナル。
るびきち氏の紹介記事。 emacs.rubikitch.com
やったこと
翻訳結果の出力先がkill-ring/echo領域/ポップアップのいずれかしかなかったので、現在のバッファに出力するオプションを追加しました。 例によって既存のソースコードをかなり参考にしています。肝はL722-L727のぶぶんで、単に翻訳結果をinsertしているだけです。 github.com
なのですが、テストコードはGoogle翻訳APIを利用しており仕様変更で翻訳結果が変わるとテストの結果も変わってしまうので、こちらも微修正しました。 英語⇔ロシア語の対訳でロシア語が全く分からずちょっとしんどかったですが。 github.com
もっとつらかったのが、このプルリクを投げたのが今年の7月で、masterブランチに最後にコミットがあったのが2016年の12月だったことです。 これはプルリクを投げても梨の礫になりそうだと直感的に思ったので、作者に直接メールを送ることにしました。
何週間か経ってレスポンスが来て、仕事が忙しくて返信するのに時間がかかったこと、最初このプルリクが来たときは全然便利じゃないと思ったけど使ってみるとすごく便利で助かる、といった内容のお言葉を英語で頂いたので、とても嬉しかったです。